今年も静かに年が明けました。
昨年は大震災、原発事故など大変な一年でしたが今年は穏やかな一年になりますように。
初めて年末年始を主と京都で過ごしました。
大晦日の朝、関が原は一面の雪、京都はさぞかし寒いだろうと覚悟をしていたが、思いのほか穏やか。
先ず地下鉄で四条まで行き錦市場へ。 今回は1月7日のお茶会の準備も兼ねている。
これ、仏手柑。
中国では不老長寿の珍果として漢方薬にもなり、商家や茶家では瑞兆の果実として正月やおめでたい時に飾られる。 香りがいいので輪切りにして紅茶に入れてもよい。
市場の通りももみくちゃ・・・。
どこも人、人、人・・清水寺はちょっと確認しておきたいところがあったので立ち寄った。


上の二枚は清水寺の三年坂を入ったところにある五龍閣。
約百年前に建てられた清水焼起業家の松風嘉定の邸宅で国の文化財になっている。
ここでティータイム。
清水から高台寺を通り円山公園まで来る途中に西行庵がある。
年末で拝観はできなかったが、皆如庵という道安囲いと円窓床で有名な小間の茶室がある。 残念・・・。
夕食は円山公園の傍らにある「長楽館」。
ここは「たばこ王」と言われた明治の実業家村井吉米兵衛の別荘。 和洋折衷の邸宅で置かれている家具も素晴らしい。
今はフレンチとイタリアンのレストランになっているので、ここで食事を済ませて9時半から知恩院の鐘を撞く列に並んだ。 待つこと1時間。
10時45分に撞きはじめ。 人数制限があり三百人ずつ上に上がれたので思ったよりも早く見ることができた。 それにしてもしんしんと冷える・・・。
そのあと八坂神社へのお参りの列に並び、そこで年が明けた。「明けましておめでとー」
をけら火をもらい、火伏のお守りとして火をつけたまま持って帰りたいけれどちょっと無理。
聞くと消えてしまっても、家に着いてからまた火をつければいいのだそうだ。
元旦の朝はゆっくり休んでから平安神宮へ。
ここも大勢の人が・・。 どこへ行ってもけたたましい中国語が飛び交っている。
本殿の裏手にある「神苑」は打って変わって静かな庭園。

そこから疎水を通って南禅寺へ。 手前にある菊水で昼食。 ここは三十年位前に宿泊した思い出がある。 子供たちを連れてきたこともあった。
南禅寺の塔頭である金地院へ行った。
ここには小堀遠州の「八窓の席」がある。 予約なしなのでたぶん駄目だろうと思ったが、団体の予約があるので「一緒にどうぞ」とのこと。 ラッキー。
この小間席の特徴は躙り口が真ん中にあることと、点前座が台目畳なのに給仕口がないこと。 窓の数は6つしかない。
帰りに金戒光明寺まで歩き、塔頭の西翁院の中にある藤村庸軒の「澱看の席」が見られることを期待していった。 ここは見学できなかった。 知恩院と双璧の真言宗の大本山で大きな山門は修復中だった。
2日は奈良線で万福寺へ。 ここも懐かしい・・・。
ちょうど新年の儀式をしているところだった。
ここはお経も中国語だそうだがよくわからない。 でも、普通のお経よりもメロディーがあるような気がする。
煎茶の祖、売茶翁の茶室。
今回の旅行の目的の一つはここ。明恵上人の「駒蹄影園」(こまのあしかげえん)
馬が通った足跡にお茶の種を植えたとされている。 お茶のほうでは有名なところ。
白雲庵での懐石のメニューは中国の精進でもちろん中国語。
また後日紹介します。
それから伏見稲荷へ。
お参りを済ませ、つぼつぼ紋のもとである「田宝」の土鈴を探したが、昔のものはどこにもなかった。
それらしいものを購入して、これもお茶会の話題にしようと思っている。
夜8時に帰宅。 結構歩いたがのんびりした楽しいお正月でした。
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